這個頁面上的內容需要較新版本的 Adobe Flash Player。

取得 Adobe Flash Player

:::
文字サイズ設定:

清高宗・乾隆帝は1711年に生を受け、1799年に卒し、六十年間帝位に就いていました。退位した後は、三年間、太上皇帝の座に就いていましたが、依然として権力を握っていました。以上のように、彼は長寿で長い在位期間を誇った皇帝であったので、研究者の中には、彼を十八世紀皇帝とぶ人もおります。乾隆帝は、その在位期間、自ら文物の考証を行い、大規模な人力や物資を投入して、清朝宮廷のコレクションを築き上げました。そのため、彼のことを、最高の博物館キュレーターと見なしている現代の研究者もおります。数あるコレクションの中でも、国立故宮博物院、北京故宮博物院、瀋陽故宮、熱河行宮、及び南京博物院に所蔵されている伝世品の多くは、乾隆帝が自ずからそれらの収蔵を手がけた痕跡を留めており、彼が如何にして文物を鑑賞したかを明らかに反映しております。

今回の特別展は、辿り得る鑑蔵印を通して、乾隆帝の御製詩が刻されている当院所蔵の陶磁器、及び陶磁図冊と照らし合わせることのできる作品を展示致します。乾隆帝が陶磁器を御覧した軌跡を溯りつつ、彼の鑑賞嗜好を理解して頂ければ幸いです。この展覧会は、総じて乾隆帝の陶磁器鑑賞を主軸とし、更に彼が御覧した際に規範とした二通りの整理方式に基づき、二つの展示コーナーを設けました。一つ目のコーナーは「以詩為記――詩を以って記を為す」と称し、乾隆帝御製詩が刻されている当院所蔵の陶磁器を主に展示します。また、二つ目のコーナーは「趣味の再現」と題し、陶磁図冊に描かれている磁器を展示します。

「以詩為記」の展示コーナーでは、乾隆帝の御製詩が旨としている、彼の持つ陶磁器史に関する知識、鑑賞観、及びその中に寓されている処世術や君王の道などを示します。彼が詩の中で述べた、作品の外観的な特徴や、彼が理解する窯にまつわる話などは、彼が異なった属性の陶磁器に対する観念を体現しています。現在の陶磁史的視角からそれらを再見しますと、乾隆帝に御覧され、御製詩が刻された陶磁器作品は、定窯、汝窯、官窯、哥窯、鈞窯、及び明代の宣徳官窯等から焼成されたものであったことが認められます。従って、彼が陶磁器作品に御製詩を刻ませるよう、旨を下したことや、如何にして名窯作品を選択したか等の行為が、明代晩期における陶磁器鑑賞観に、強く影響されていたことが分かります。

また、乾隆帝は御製詩の中で、北宋の汝窯、南宋の官窯及びその系統の窯から焼かれた作品を屡称えています。それと関連して詩の中には、宋時代の宮廷用磁器を詠ったものや、南北宋政権の変化を鑑みながら、自らの行いを戒め、反省したもの、又は、陶磁器を鑑賞する事は、決して玩物喪志ではない、と度重ねて強調した内容などが多く認められます。なお、乾隆帝は官窯の系譜を辿りながら、北宋汝窯を理想的な官窯の典範と見なし、更に古代の高徳の君主であった虞舜が、河濱で質の良い陶を焼造した典故まで溯ります。そして、所謂河濱の典範、即ち徳を以って天下を治める象徴と自分を関連付けて、陶磁器を鑑賞する事は、古代の聖人を模範とする深遠なる意義が込められている、と主張しています。

二つ目の展示コーナーであります画中の磁器では、清朝の宮中に伝わった陶磁器を描いた図冊と、それに関する作品を展示します。これらの陶磁図冊は、乾隆帝が旨を下して人に描かせたものなので、鑑賞の記録の一種と見なすことができます。従って、画中の磁器は全て、乾隆帝自らの御覧したものであったことが判り、更には、彼がこれらの作品を如何なる視角から鑑賞していたのかも反映しています。

総じて言えば、具体的な鑑蔵印に対する考察から、乾隆帝が陶磁器を個人的な芸術嗜好、及び政治理念のプロパガンダとして扱っていたことが理解できます。彼がそのようにした最大の目的は、このような宣伝を通じて、自分が各地から収蔵品を掻き集めていた行為を粉飾し、聖王としてのイメージを作り出す為であった、と結論付けることができます。