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タイトル:展示作品解說
清 張恵言 篆書八言聯 (另開新視窗) 清 兪樾 隸書七言聯(另開新視窗)  
   
   
   
   
   
 

清 張恵言 篆書八言聯

張恵言(1761-1802)、字は皋文、茗柯先生と尊称された。江蘇武進の人。早年は詩賦や古典詞を学んでいたが後に経学に専心し、恵棟(1697-1758)の研究を引き継いで、周易に関する研究を行った。その著作である『周易虞氏消息』は易学分野における張恵言の研究成果を代表するものである。書法では篆書に優れていた。本作の聯「上古下今所思不遠、誦経繹史其楽在斯」に見られる、鉄線のごとく繊細かつ力強い線は古意に満ちている。譚伯羽氏、譚季甫氏寄贈。

清 兪樾 隸書七言聯

兪樾(1821-1907)、字は蔭甫、号は曲園、浙江徳清の人。道光30年進士、官は河南学政に至った。任官途中で隠居した後は学問に没頭し、詁経精舍で30余年講義をした。その著作である『古書疑義挙例』では経学における学識の深さがうかがえる。漢隷を好んだ兪樾は長年研鑽に努め、古雅な趣を湛えた独自の書風を確立した。本作の聯「片石常因醒酒踞、万華都為索詩開」を見ると、文意にも韻致が溢れ、各分野に渡る豊かな素養が感じられる。林宗毅氏寄贈。

 
  清 陳澧 隸書(另開新視窗)  
 

清 陳澧 隸書 横幅

   

陳澧(1810-1882)、字は蘭甫、または蘭浦、東塾先生と尊称された。広東番禺の人。30歳前は科挙を受験したこともあったが、30歳以降は講義や著述に専念した。前後して学海堂と菊坡精舎で講義を行い、生涯を通して教壇に立ち続けた。その著作である『東塾読書記』、『切韻考』は非常に高く評価された。陳澧は楷書、草書、篆書、隷書それぞれに造詣が深く、隷書の横披である本作には雄渾たる風格が漂い、筆法は漢代の「乙瑛碑」から会得したもので、やや抑え気味の波磔によって深い落ち着きが生まれている。陳之邁氏寄贈。