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密教は瑜伽教・金剛乘・真言乘などとも称され、その起源はインドに発し、その経典の総称を「怛特羅(タントラ
[Tantra])と言います。教理上では、大乗仏教中観派と瑜伽行派の思想と理論に基礎が置かれ、内容上は、呪術・儀軌(仏や菩薩に対する造像・念誦・供養の方法や規則)及び世俗化信仰を主とするもので、行者の三密(口密・身密・意密)と仏の三密とが相応すれば、速やかに成仏できると主張しました。展示されている三部の密教経典で、『如來頂髻尊勝仏母現證儀』は怛特羅の続部である「瑜伽部」に属し、中期密教体系のもので、『吉祥喜金剛集輪甘露泉』も怛特羅の続部である「無上瑜伽部」に属し、中期密教体系のものであり、『真禅内印頓證虚凝法界金剛智経』に至っては、蔵伝仏教と漢伝仏教が融合されたもので、儒教・道教の教理とも結合し、三教合一の思想を闡明できる典籍です。
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