この地図は伝統的な中国の青綠山水の手法を用いて描かれ、南から北に横長に恆春、屏東、鳳山府城、台南府城、諸羅県城、彰化県城、竹塹城、哈仔蘭、大鶏籠城等が描かれ、全台湾の山川の形勢、道路、道程、都市、堤防、兵営が表示されたほか、黄色茅屋の屋根の形の図によりそれぞれの社が明記され、18世紀原住民の分布状況が表されている。地図に記載されてある原住民の分布は、恆春、屏東地区においての排灣族(パイワン)等の117社、高屏地区に西拉雅、排灣、魯凱(ルカイ)等の6社があり、その上に、南投県草屯双冬山から東の邵(ツオウ)族、泰雅(タイヤル)族、布農(ブヌン)族等の36社、また阿美族の12社、宜蘭県にある平埔噶瑪蘭族の36社も含まれたのである。地図には計331社が記載され、上述した207社以外にばらばらに地図に分布したその他の部落も皆同じく黄色茅屋の屋根の形で表示されたのである。この地図に表されたのはまさに18世紀における清朝政府当局の台湾原住民分布に対する認識に当たったものと言えるのである。
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台湾地図
清乾隆朝(1736-1795)
紙本彩色
46cm × 667cm
平図020795 |
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