本院所蔵の清代公文書には、直接且つ貴重な台湾原住民に関する歴史記録が多く含まれ、閩台地方の総督・巡撫・布政使・将軍・提督・総兵官・巡台御史及び学政などの文武官吏の上奏文には、具体的に十七世紀以来の清朝政府当局の台湾原住民に対する認識と治理政策の意見が述べられています。今回の展示では、道光27年(1847)の閩浙総督劉韻珂(1790-1864)の公文書をその一例としています。彼は皇帝の命により、自ら台湾に赴き、水沙連六社の原住民の地を実地踏査し、生活状況を考察し、朝廷の原住民の帰化と開墾などの許可判断の根拠となす為の巡視の上奏報告を作成しました。七千字余りの上奏文には、台湾巡歴見聞が詳細に記され、十九世紀中葉の水沙連六社原住民の部族分布位置・山川景色・人口分布・婚姻の儀礼習俗・服飾・農耕状況・土地資源及び政府当局の管理政策などを理解できる資料が提供されています。上奏文で触れた日月潭の景色・原住民の刺青図案・武器や道具形式などに至っては、百余年前の水沙連地区の原住民の生活環境と社会民俗の様相を特に呈現しています。
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為遵旨履勘水沙連六社原住民土地墾種情形摺
閩浙總督劉韻珂の上奏
道光27年8月16日
統一編號116852
文献番号405010796
710.4cm × 21.2cm |
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