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観音の梵語は「Avalokiteśvara」で、音訳は「阿縛盧枳低濕伐羅(アヴァローキテーシュヴァラ)」、意訳は「観世音」・「世音」・「観自在」等とされ、大乗仏教の中の「十地菩薩」にあたるものです。観音信仰はインドより伝来し、顕教・密教と漢化した観音の三種類に分けられます。本院所蔵の『妙法蓮華経・観世音菩薩普門品』の観音造形は顕教体系に属し、『千手千眼観世音菩薩大悲心陀羅尼経』は密教経典の一種で、その観音像は密教観音に属し、漢化した観音信仰に至っては、多く民間文学の影響を受け、観音の造形は衆生の求めに応じて姿を変え、その化身は三十二、或いは三十三面相にも上りました。
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