南宋 謝疊山撰注 明朱絲欄鈔本
外観:32.2cm x 21.3cm
本体:26cm x 17.2cm
平圖009591
「千家詩」は「唐宋千家詩」の簡称であり、児童啓蒙の重要読本である。一般に南宋謝疊山(生没年不詳)撰註と言われている。事実上、最も早く「千家詩」という書名を用いた人は南宋の劉克莊(1187-1269)である。しかし、劉氏の詩選は児童のためのものではなかったため、謝疊山が劉克莊の基礎の上に改編し、児童の読み物としたのであろう。世に伝わる千家詩には七言絶句、律詩の両巻があり、本院所蔵の彩絵本『明解増和千家詩注』は巻一のみで、七言絶句71首を収録されているが、間に脱漏があり、すでに改めて表装されている。書の版式は大きく、厚い皮紙に写され、欄、版心の魚尾が赤く描かれ、上に挿絵があり、下に文がある。挿絵の横には題と詩があるが、位置は固定されておらず、時には挿絵の中にあり、詩の左右にあり、時には挿絵の左右にある。挿絵は彩色で、色は鮮明、明宮廷画師の作のようであり、皇子の教科書であった可能性が極めて高い。