本作は第五回台湾全省美展文化財団賞を受賞作である。作品に描かれているのは李氏の同僚の息女で、場所は新竹師範学校の美術教室である。
光線が人物に作る影が実に味わい深く、極めて細やかに表現されている。人物の位置は一般的なものでなく、左前方にかたよって画家に近寄っているため、両足が描かれていない。しかし、背景は丁寧に処理されており、花瓶、石膏像、絵、小さな椅子のある一角に至るまで描かれている。右下の小さな椅子のある場所は本来重要ではないが、画面のバランスという観点から見ると、欠くことのできない箇所である。 |