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展示作品概説

ヨーロッパ人は16世紀から積極に外へ向って勢力を拡張し始めた。こうして洋の東西で貿易や宗教の接触がひん繁に行われた。中国へ来たカソリックのヤソ会宣教師は西洋の美術品を宣教の手だととして持ちこんだ。このような文化の輸入は中国絵画の伝統を変えることはなかったが、中国の地に「新しい視界」をもたらした。この影響で清の宮廷絵画ではヨーロッパの「西洋風」が主要特徴の一つとなった。

数多くの西洋宣教師画家の中で、カステリョーネ(中国での名は郎世寧)はもっとも素晴らしい絵画技術で知られた。カステリョーネ(1688-1766)はイタリーのミラノに生れ、19歳の時ゼノアのヤソ会の修士となり、油絵と建築を学んだ。1714年ヤソ会より中国へ宣教に派遣され、康熙54年(1715)北京に到着した。彼は絵画の技術で51年もの長い間、康熙•雍正•乾隆三帝に仕えた。カステリョーネは清の宮廷で中国と西洋絵画の調和に力を尽し、油絵を教えた。また円明園のヨーロッパ建築の設計にも参加した。更に教会のために乾隆皇帝へ教徒の保護を求めるべく努力もした。彼が中国へ来てから創作した初期の作品で、現に残っている絵の中〈聚瑞図〉や〈百駿図〉などは、当博物院に所蔵されている、この外にも数多くの皇帝のために写生した肖像画及び宮廷で共同制作に参加した作品も残っている。

カステリョーネが中国へ来る前の清の宮中では既に西洋画風が存在していた。しかし、西洋画の遠近法や明暗のつけ方の技法はカステリョーネが来てから中国絵画に融けこみ、頂点に達した。こうして西洋の写実技法と東方の鑑賞趣味の画風が融け合うようになった。乾隆時代の宮殿において、これら精緻な色彩豊かな東西技術の融合した作品は、清朝宮廷盛時の輝やかしいシンボルともなった。

 

 

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