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生まれ変わった故宮博物院─故宮簡史
国立故宮博物院沿革年表
国立故宮博物院は、1925年の設立から現在に至るまで、時代の移り変わりにしたがい、それぞれの段階で異なる姿を表してきました。
(1)1924-1932:
- 1924年11月 清の廃帝・溥儀が紫禁城を去り、政府は「清室善後委員会」を設立、清宮廷所蔵品の点検作業が始まりました。
- 1925年10月 「清室善後委員会」は、フランス、ロシア、ドイツ諸国の前例に倣い、明代と清代皇室所蔵の文物によって「故宮博物院」を設立することを決定しました。10日から一般公開が始まりました。
(2)1933-1936:
- 1933年2月 日本軍が榆関を陥落すると華北の情勢は急を告げ、政府は文物を保護するために文物の南遷を決定しました。
- 1936年8月 南京朝天宮保存庫が竣工。翌年、故宮博物院南京分院が設立されました。
(3)1937-1944:
1937年7月 盧溝橋事変により全面的な日中戦争が勃発。8月、文物の西遷が始められ、それぞれ三つのルートで移転されました。
- 北方陸路(1937年8月-1938年7月):南京→陜西(西安→宝鶏)→四川(広元→成都→峨嵋)
- 南方陸路(1937年8月-1938年12月):南京→漢口→長沙→貴陽→安順
- 南方水路(1937年8月-1939年9月):南京→漢口→宜昌→重慶→楽山
(4)1945-1964:
- 1945年8月 日中戦争終結。文物は四川省重慶に集められ、返送の準備が始められました。
- 1947年12月 西遷された文物は残らず南京に運ばれ、復帰作業はこれにて終わりを告げました。
- 1948年12月~1949年2月 国共内戦が続き、文物は台湾に搬送されて一時的に台中で保管されました。
- 1950年1月 台中霧峰溝庫房(倉庫)建設が始まり4月に竣工。政府は「国立中央博物院共同理事会」を設立し、台湾に移送された三つの機構─「故宮博物院」、「中央博物院籌備処」、「中央図書館」の文物の管理を行いました。
- 1956年7月 北溝陳列室の建設が始まり12月に竣工。翌年、一般公開されました。
(5)1965-現在:
- 1965年 台北外双渓に新館が竣工。政府は「故宮博物院と中央博物院籌備処所蔵の古物や美術品の整理、保管、展示」のために国立故宮博物院を開設しました。11月12日、建築物の落成式典が行われました。国父生誕100年を記念して、「中山博物院」とも称されました。
- 1967年 第一期拡張工事竣工。正館左右両翼が拡張されました。
- 1971年 第二期拡張工事竣工。
- 1984年 第三期拡張工事竣工。行政大楼の使用が始まりました。
- 1985年 至善園竣工。
- 1995年 第四期拡張工事竣工。図書文献大楼の使用が始まりました。「至徳園」も建造されました。
- 2001年 故宮博物院南部院建設計画。
- 2006年12月 正館改修工事竣工。
- 2011年 故宮博物院南部院開館予定。
