故宮博物院が桃園国際空港に開設した「未来博物館」は、国内の各博物館及び美術館には見られない全く新しい展示スタイルとなっています。これまでの限られた展示範囲を打ち破り、国際的な視野を有する空港での展示を行っています。
文化のグローバル化が進む中、芸術も時間や空間の垣根を超えて、共通のコミュニケーション言語の一つとなっています。また、現代アートは、地球上の同じ時空に存在する文化の特性をより精確に、そして適切に表現することができます。加えて、空港は世界各国から訪れる人々の集散地であり、もともと高い国際性を有するグローバルな空間です。この独特な行政エリアと現代アートを結び付けることによってもたらされる爆発的なエネルギーは、大いに期待できるものでしょう。
国際的に見ても、すでに数多くの美術館が新しいテクノロジーを用いたアートやニューメディアアートを融合させた展示を行っており、関連の芸術祭なども開催されています。しかし、博物館側から積極的にニューメディアアートと結び付いた展示は、故宮博物院が初めてでしょう。本院のデジタル化計画とニューメディアアートが融合することによって、唯一無二の個性的な展示が誕生したのです。
私どもは、この度の展示を通して文化的な交流が深まることを期待しております。台湾を離れる世界各国の皆さまにもう一度中華文物と現代アートが結び付いた芸術の美を堪能していただき、本院デジタル化の成果もご覧いただけます。故宮とは違った場所で違った展示内容をご覧いただくことによって、出国なさる方々が新たに故宮を体験してくださるよう願っております。
故宮とニューメディアアートとの融合による全く新しい展覧会をともに楽しんでいただければ幸いです。
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