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展示作品概説

地図は人類が生活を実践する為の知恵の結晶で、それは出現した後、直ぐに生活経験上に応用されました。現存の資料からは、何時から地図製作が始められたかは実証出来ません。『詩経』の時代から既に始まっているという一部学者の主張も、まだ、定論に成っていません。しかし、先秦時代の若干の文献には、確かに、地図制作の観念と知識に言及しており、例えば、『尚書』洛誥篇・『管子』地図篇等で、特に、『管子』地図篇では地図の機能について十分把握され、中国古代地図に関する知識が成熟していた事を説明しています。また、『韓非子』五蠹篇には地図と国勢の関連性を説明した記載もあります。

国立故宮博物院には、各種の巻軸や単幅の形式、大小の格式の精緻な伝統的輿地図が千件近く収蔵されています。この統計には、複数枚合併地図、地図冊子の複数枚付録、更には、清朝公文書の附属地図等は含まれていません。件・幅・巻・頁・摺・冊・張等を総統計すれば、本院所蔵の輿地図合計は数千件に上るでしょう。今回の展示では、其の中から主題に合わせて若干件選び、地図の実用性及びそれらの芸術的美感を呈現し、他に、清代公文書とその附属地図を展示し、当時の地図作成の歴史背景をも説明します。