時間: 2008/01/01 ~ 2008/03/25 会場: 202
謝時臣(1488‐1567以降)、呉の人。山水画を善くし、沈周の画法を学んだ。文徴明(1470‐1559)、長洲の人。詩文、書画ともに優れ、画は沈周に師事した。明代四大家の一人。時臣は紙を携えて徴明の書を求め、徴明は毛詩所蔵の李成の「寒林平野図」を見た後に長歌の題を書いた。時臣はそれを12年所蔵し、嘉靖丁未(1547年)に模倣作を描いてそれに合わせた。物寂しい古木、漂う雲霧、さらさらと流れる渓流─いずれも李成系統の画風である。文徴明の行書は黄庭堅の影響を受けているが、筆力はやや弱い。
夏昶(1388‐1470)、江蘇崑山の人。字は仲昭、号は自在居士、または玉峰。墨竹画を善くし、画法は王紱(1362‐1416)、陳継(1370‐1434)に学んだ。
水際の斜面に生えた、真っ直ぐに伸びる三本の竹を描いている。竹を描く筆遣いはしっかりと落ち着き、墨色はしっとりと潤っている。竹の葉、雑草は力強い線で描き、岩石は曲がりくねった動きのある線で描いてある。夏昶は運筆や墨の使い方に優れ、極めて洗練された流麗な趣があり、本作はそれを証明するにたるものである。