「親蚕」は宮中の后妃が旧暦三月に行う養蚕を称える古い祭礼で、清代に至っても行われていた。
清の康熙時代から絵画により宮廷催事を記録していた。本院所蔵の親蚕図は郎世寧(ジュゼッペ・カスティリオーネ)・金昆・盧湛をはじめとする十人の画家による合作であり、計四巻ある。第一巻の「詣壇」は皇后が蚕壇に詣でる情景を描いており、沿道の儀杖が極めて荘厳である。第二巻の「祭壇」では皇后が祭壇で蚕を祭り、第三巻の「採桑」では盛装した皇后が宮殿の階下に座り、諸国の夫人たちが桑の葉を摘み取る様子を眺めている。第四巻の「献繭」では皇后が殿下に座り、妃嬪が跪いて繭を献上する情景が描かれている。本展覧では第一巻を展示している。
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