清 姚文瀚 歳朝歓慶図
軸 紙本着色 縦82.4cm 横55cm 故画2847
款識は以下のように記されています。
「臣姚文瀚恭絵。鈐印二。文。瀚。」
詩塘:乾隆、嘉慶年間大臣趙秉沖奉敕禄写御製詩:「開韶慶佳節、合宅楽団員。夫婦同堂洽、児孫繞膝妍。華燈燦楼表、吉爆響階前。瓊萼南枝報、春光宇宙廷。即観姚文瀚歳朝歓慶図。臣趙秉沖奉敕敬書。鈐印。臣趙秉沖。敬書。」
鑑賞宝璽:所宝惟賢。惟幾惟康。五璽全。宝笈三編。周甲延禧之宝。宣統御覧之宝。
年越しの一家団欒の様子を描いた作品です。広間には主である男女がきちんと腰かけています。子供たちは銅鑼や太鼓を叩いたり笛を吹いたり、人形遊びや爆竹を鳴らすなどして庭で楽しく遊んでいます。使用人を見ると、酒壺を手にして立っている者もいれば、広間前の廊下を行き来して食べ物を運んでいる者もいます。裏庭の女性たちは、忙しそうに大晦日のごちそうの準備をしています。遠くの楼閣では男性の使用人たちが力を合わせて大きな燈篭をかけているところです。庭の火鉢では松の枝と芝麻秸(年の瀬の縁起物)を燃やしています。室内には「四季の花々」が描かれた大きな屏風が置かれ、花瓶には牡丹が生けてあり、豊かさやおめでたい新年を迎える雰囲気がよく表現されています。
姚文瀚(1713-?)、字は濯亭、順天(現在の北京)の人。胡敬「国朝院画禄」には、「姚文瀚は人物を巧みに描き、宗教画像にも優れている。」と記されています。乾隆8年(1743)に如意館に入り、40年以上の長きに渡って宮廷に席を置きましたが、宮廷を去った年代と没年は不明。 |