主な図像_京華歲朝 主な図像_京華歲朝
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清 陳書 歳朝麗景 (New window)

清 陳書 歳朝麗景
軸 絹本着色  縦96.8cm  横47cm  故画25297

款識は以下のように記されています。
「雍正乙卯(1735)新春上元。弟子陳書画於來青小墅。時年七十有六。鈐印二。陳。書。」

鑑蔵宝璽:嘉慶御覧之宝。

上元節(陰暦正月15日)の様子を描いた作品です。蝋梅、山茶花、天竺、水仙などの正月の花々が集められ、暖かな春の訪れとともに咲く花々が描かれており、新しい年を迎えた喜びに満ちています。盆景(複数の植物を組み合わせた鉢植え)は根に土をつけたままにする方法が採られており、数種類の花株が龍泉窯の鉢に植えてあります。植物の高さや花色を生かして巧みに植え込んであり、生け花と盆栽芸術が見事に融合しています。傍らの百合の球根と柿の実、霊芝、りんごは、「百事如意」の語呂合わせになっています。

陳書(1660-1736)、字は南楼、号は上元弟子、復庵。晩年の号は南楼老人。浙江嘉興の人。陳書の画題は多岐に渡り、花卉画の色調は淡く雅な趣があります。用筆は陳道復(1483-1544)に似ており、熟練の技術と力強さを感じさせます。

 

清 丁観鵬 太平春市図 (New window)

清 丁観鵬  太平春市図
巻 絹本着色  縦30.3cm  横233.5cm  故画1713

款識は以下のように記されています。
「乾隆七年(1742)四月。臣丁観鵬奉敕恭画。鈐印二。臣丁観鵬。恭画。」

鑑蔵宝璽:五璽全。嘉慶御覧之宝。宣統御覧之宝。

新春を迎えた農村のにぎやかな正月の情景が描かれています。爆竹や太平鼓、食べ物、小鳥を売る商人や魚売りの他、猿回し、占い師、跑旱船(民間舞踊)、人形遣いなどの芸人たちもいます。松の木の下では、文士が腰を下ろしておしゃべりしながらお茶を飲んでいます。朱漆の盤には紫砂大壺と青花碗が置かれ、たっぷりと水を入れた琺瑯彩絵の大きな壺と茶銚(中国茶用の急須)もあります。荷を担いだ人夫がお菓子を入れているのは、描紅龍紋碗と盤、青花磁器です。いずれも乾隆時代の宮廷用の器ですから、路上の物売りや芸人たちは皆、宮中の使用人が扮したものだとわかります。

丁観鵬(1708-1770頃に活躍。宮廷を去った後しばらくして逝去、順天(現在の北京)の人。雍正4年(1726)に宮廷入りし、乾隆朝一等書画人に抜擢されました。郎世寧/カステリョーネ(1688-1766)に師事。鮮やかで華麗な色彩で人物を描いて、伝統的な線描技法も巧みにこなし、清代初期の院画に新しい様式を生み出しました。
清 徐揚 日月合璧五星聯珠図 (New window)

清 徐揚 日月合璧五星聯珠図
巻 紙本着色  縦48.9cm  横1342.6cm  故画1726

款識は以下のように記されています。
「上御極之二十六年(1761)。正月初一日。午初一刻。日月同在元枵宮。躔女宿。如合璧。水星附日。躔牛宿。木火土金四星。同在娶訾宮。躔危室二宿。如聯珠。群臣奏請宣付史館。聖徳謙譲弗居。勤政敕幾。不言符瑞。然儀象昭然。万目共覩。臣民慶洽。朝野歓騰。臣執事芸苑。謹敬絵図以紀。臣徐揚。鈐印一。臣徐揚。
       

鑑蔵宝璽:八璽全。嘉慶御覧之宝。宣統御覧之宝。

乾隆26年(1761)元旦、観象台欽天監(気候観測や時刻の調整を行った機関)によって、「日月同升、五星聯珠(太陽と月が同時に昇り、金木水日土─五つの星が連なる)」という特異な自然現象が観測されました。それはこの一年が、「海宇晏安、年榖順成(世は太平をむさぼり、穀物は順調に実る)」となるであろうことを予告するものでした。徐揚は命を受けてこの稀に見る特異な現象を絵図として記録しました。新しい年の元旦に文武両官が宮廷に参内して新年のご挨拶を申し上げ、市井の人々もそれぞれ年始の挨拶に出かけています。画中には観象台や胡同合院、牌楼城門などが詳細に描かれているほか、礼装や乗り物、商店など、さまざまな景物も見られ、北京の様子や風俗がよくわかります。

徐揚(1712~1777頃)、字は雲亭、江蘇蘇州の人。乾隆16年(1751)、乾隆帝が初めて南巡(江南地方への御幸)した際に、絵を献上した徐揚は認められて宮廷に職を得ました。著名な作品に「盛世滋生図」や「乾隆南巡図」などがあります。

 

清 姚文瀚 歳朝歓慶図 (New window)

清 姚文瀚 歳朝歓慶図
軸 紙本着色  縦82.4cm  横55cm  故画2847

款識は以下のように記されています。
「臣姚文瀚恭絵。鈐印二。文。瀚。」
詩塘:乾隆、嘉慶年間大臣趙秉沖奉敕禄写御製詩:「開韶慶佳節、合宅楽団員。夫婦同堂洽、児孫繞膝妍。華燈燦楼表、吉爆響階前。瓊萼南枝報、春光宇宙廷。即観姚文瀚歳朝歓慶図。臣趙秉沖奉敕敬書。鈐印。臣趙秉沖。敬書。」

鑑賞宝璽:所宝惟賢。惟幾惟康。五璽全。宝笈三編。周甲延禧之宝。宣統御覧之宝。

年越しの一家団欒の様子を描いた作品です。広間には主である男女がきちんと腰かけています。子供たちは銅鑼や太鼓を叩いたり笛を吹いたり、人形遊びや爆竹を鳴らすなどして庭で楽しく遊んでいます。使用人を見ると、酒壺を手にして立っている者もいれば、広間前の廊下を行き来して食べ物を運んでいる者もいます。裏庭の女性たちは、忙しそうに大晦日のごちそうの準備をしています。遠くの楼閣では男性の使用人たちが力を合わせて大きな燈篭をかけているところです。庭の火鉢では松の枝と芝麻秸(年の瀬の縁起物)を燃やしています。室内には「四季の花々」が描かれた大きな屏風が置かれ、花瓶には牡丹が生けてあり、豊かさやおめでたい新年を迎える雰囲気がよく表現されています。

姚文瀚(1713-?)、字は濯亭、順天(現在の北京)の人。胡敬「国朝院画禄」には、「姚文瀚は人物を巧みに描き、宗教画像にも優れている。」と記されています。乾隆8年(1743)に如意館に入り、40年以上の長きに渡って宮廷に席を置きましたが、宮廷を去った年代と没年は不明。

清 無款 緙繡九羊啓泰 (New window)

清 無款 緙繡九羊啓泰
軸 緙繡 縦218cm  横111.7cm  故絲96

鑑蔵宝璽:乾隆御覧之宝。乾隆鑑賞。五福五代堂古稀天子宝。五璽全。宝笈三編。宣統御覧之宝。

三太子(三泰)、九羊(九陽)、松竹梅(三友)を主題とした作品です。「九陽消寒、春回啓泰」を強調し、陰が去って陽が訪れる幸運の兆を象徴しています。毎年正月に清宮廷に掛けられた装飾用の図画です。清代の緙繡工芸技術は非常に繊細で巧みなもので、その技法もさまざまに変化しました。この作品は青地に背景(五色の祥雲、道や岩石、水面)が緙絲で描かれています。人物や動植物には緙絲に各種の刺繍が加えられ、梅の花と松の葉、樹木の幹などの局部は、緙絲と刺繍の地の上部に小花模様が施され、更に絵筆で色づけされており、乾隆時代特有の複雑な重なりを見せる、完成度の高い装飾趣味が反映されています。全体の構図を見ると、これ以上ないほど豊かで複雑な画面に、精緻で華麗な色彩が施され、吉祥の意と喜びに満ち溢れています。緙絲と刺繍、絵画芸術が融合した古典的名作です。
清 無款 昇平楽事図 (New window)

清 無款 昇平楽事図 
冊 絹本着色  縦18.5cm  横24.3cm  故画3628

鑑蔵宝璽:前副頁一。所宝惟賢。前副頁二。嘉慶御覧之宝。

本冊は計十二開あり、この度はその内の四開が展示されます。宮廷に仕える女性や女の子たちが、新年を祝って元宵(陰暦1月15日)をにぎやかに過ごす様子が描かれています。象や鶴、鹿、コウモリ、鷹、兎、魁星(北斗七星の第一星)などの絵があるちょうちんも描かれており、子供たちが凧揚げをしたり、踢毽(羽根けり)、竹馬、弓、人形遊びに興じています。画中に描かれた景物の多くが吉祥を象徴するものです。これらの品々はさまざまな芸術様式にも応用され、正月の題材としてたいへん好まれています。無款ですが、清宮廷画家の作品と思われます。

第十開「鹿燈」
紅白の竹馬で遊ぶ子供、叉股と弓を持った子供がいます。前方の子供は鷹燈を掲げ、後ろに犬型の車燈があり、別の子供が兎鹿車燈を引きながらついていき、狩りごっこをして遊んでいます。



 

   
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