大観-北宋の書画・汝窯・宋版図書特別展

場       所:正館 1F、2F
開催期間:2006年12月25日~2007年3月25日

国立故宮博物院が収蔵する北宋文物は、質量ともにその名を世界に馳せています。このため、本館のリニューアルオープンに伴い、めったに見ることのできない大規模な特別展「大観-北宋の書画・汝窯・宋版図書特別展」が開催されます。

北宋の国力は漢代や唐代には及びませんでしたが、文人による執政の結果、中国伝統文化の発展に於ける重要な時代となり、芸術面で多大な成果を収めました。

国立故宮博物院が収蔵する名家の作品は、その中でも指折りの傑作品ばかりです。出展作品の多くは国宝級の限定展示品で、絵画には范寛「谿山行旅図」、郭煕「早春図」、李唐「万壑松風図」、著名書家の作品には蘇軾「寒食帖」、黃庭堅「松風閣」などの逸品が展示されます。

このほか、ニューヨーク・メトロポリタン博物館及びネルソン・アトキンズ美術館より借展する董源「渓岸図」、喬仲常「後赤壁賦」などの珍品も、台湾で初めて展示されます。

汝窯の磁器は温潤な天青釉色で広く知られており、青磁の最高級品とされています。焼成された期間が短い上、今に伝わる作品が極めて少ないことから、どの時代においても希少価値の高い宝とされてきました。目下、世界に残る作品はわずか70点ほどで、そのうちの21点が台北故宮博物院に収蔵されています。今回の特別展ではこの21点すべてが展示されます。

また、中国河南省文物局よりの考古出土文物、イギリス・ロンドン大学パーシバル・デビッド中国美術基金の清宮旧蔵汝窯、及び日本大阪市立東洋陶磁美術館の高麗青磁などの借展と合わせ、北宋汝窯の陶磁発展史における役割を探ります。

宋版図書は紙と墨へのこだわり、精緻で美しい版刻、厳しい校勘、雄健な字体で有名です。このため、明清時代以来、文人雅士が競って蒐集した対象であり、今日に至ってもコレクターの得難い幻の宝とされています。

台北故宮博物院が収蔵する宋版書は200部余りにのぼります。長い年月を経た今もその素晴らしさを伝えており、多くは世に現存する唯一の書物です。今回の特別展では選りすぐった30部余りを公開し、宋版図書の風采をお楽しみいただきます。

関連リンク:www.npm.gov.tw/exh95/grandview/index.html