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「国立故宮博物院正館公共スペース、展示スペース調整及び周辺環境改善工事、正館建築物耐震補強工事」着工記念式典

新聞記事より/民国93年2月18日
多くの人に親しまれてきた国立故宮博物院本館は、民国93年3月に着工し、54年8月に竣工した。その後、民国56年及び59年、二回の改修工事を経て現在の規模となった。現在ある建造物は国内外の参観者多数を迎えてきた、人の記憶に残るものではあるが、各国の博物館の機能やサービスが日増しに向上するにしたがい、故宮博物院の陳列室は深刻なスペース不足に直面している。複雑に過ぎる参観順路と展示スペース、詰め込みすぎの展示品、展示区分もわかりにくい。加えて狭く急な階段はお年寄りや障害者には不便で、教育活動のためのスペースも不足しているなどの諸問題があり、改修工事の必要に迫られている。
国立故宮博物院では上記の諸問題を一括して解決するために、「国立故宮博物院正館公共スペース、展示スペース調整及び周辺環境改善工事、正館建築物耐震補強工事」を計画した。本工事による改善目標は以下のとおりである。
一、正館公共スペースの改修
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(一)
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入り口ロビーの面積拡大 |
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入り口ロビーの面積を広げ本館前庭部分に増築する。両側のアーチ型の出入り口を一つにし、より広い面積を有するロビーとする。増改築部分は130人以上が使用できる「多目的型マルチメディア情報室」、約300人が収容できるロビー、その他のサービスが行える空間となる。本工事竣工後、各種活動に利用できる面積の増加割合は別表のとおりである。
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(二)
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公共スペース再調整 |
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物品販売やサービス、休憩、待ち合わせなどに利用できる空間を一箇所にまとめる。現在、三階に設置されている売店を東側にまとめ、その他のスペースはチケット販売、問い合わせ、サービスなどにあてる。参観客で込み合っている際にも、広とした快適な空間を維持できる。
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(三)
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戸外中庭の拡大 |
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この度の増改築工事では、一階広場部分の混雑を解決する他、二階戸外にも広場を増築する。正館前に歩行エリアを設け、十分にゆとりのある広場を建設する。
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(四)
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採光用バルコニーの増築 |
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改築済みの中庭を最初期の設計に再度改築し、天井部分はガラス張りにして一階の展示スペースに自然光をとり入れる。休憩用の回廊が各階の採光用中庭をめぐり、視覚的にも快適なものとなるだけでなく、主館東側と西側の重要な目印となる。
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二、参観順路の調整
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(一)
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参観順路・縦の改善 |
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一階ロビーと二階国父(孫文)銅像前に広く空間をとり一階から三階を繋げる空間となる。一階から二階に13mのゆとりある階段を配置し、館内参観の流れを改善する。
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(二)
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参観順路・横の改善 |
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公共スペースをまとめて展示スペースを再調整し、横のラインがよりスムーズになるようにする。
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三、正館周辺環境改善
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(一)
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正館前に地下車道を建設し、雨よけ用の庇がある上下車区を設け、そこから直接エスカレーターで上階ロビーに行けるようにする。 |
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(二)
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高木を植樹して車の流れを隠し、正面景観の荘厳な雰囲気を維持する。 |
本工事は「羅興華建築師事務所」に企画設計監督を委託し、「大成工程股分有限公司」が建設にあたり、「沈祖海連合建築師事務所」が本計画の管理、調整を担当する。
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