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宋 黄居寀
山鷓棘雀図 軸 絹本著色 縦97cm 横53.6cm
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黄居寀(933‐993年以降)、四川成都の人。字は伯鸞、五代の花鳥画の名手、黄筌の子、父の双鉤填彩(輪郭線の内側を彩色する画法)の風格を継承した。黄筌父子の画は、宋代初期の図画院では画芸の優劣を比較する基準となった。
画面中ほどの景物は、動と静が見事に組み合わされている。山鷓が石の上に飛び上がり、首を伸ばしてせせらぎの水を飲もうとしている様子は実に生き生きとしている。雀が舞い、さえずり、下方を見下ろしている様子は「動」であり、細い竹や鳳尾蕨、近景に生い茂る二株の野草、左向きだったり右向きだったりと、無風の状態に見られる伸びやかな姿態が表現され、のんびりと静かな様子である。下方の大きな岩石の上にいる山鷓の嘴から尾羽が、画面のほぼ全体を横に貫いている。背景は巨石と斜面で、雀、荊棘、蕨竹などが画面全体にうまく配置されている。画の中心は中央にあり、北宋山水画中軸線の構図法に近い。また、図案のような構図が装飾的な効果を生み出しており、唐代花鳥画の古拙かつ華美な遺風を、意図的に表現したことがうかがえる。(文・譚怡令) |
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