國立故宮博物院 National Palace Museum
National Palace Museum
 
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文物と音の饗宴

                
1.活動名:故宮新韻戯曲演出


2.活動内容:戯曲演出(本院行政ビル文会堂)
蘭庭崑劇團:《明皇幸蜀》長生殿-98年7月8日~9月23日
台北新劇團:《西遊記》大鬧天宮-98年10月7日~12月30日


3.演出時間:98年7月8日-12月30日,每週水曜日午後2:30~4:00


4.申し込み方法:インターネット予約をご利用ください。インターネットでの申し込み定員は100名です。申し込み完了後、自動的にEメールでお知らせします。予約が満員になった場合は、当日直接会場までお越しください。なお、入場は先着順です。座席数が限られておりますので、どうぞお早めに。


5.申込時間:
《明皇幸蜀》長生殿:即日よりインターネット予約開始。
《西遊記》大鬧天宮:9月1日よりインターネット予約開始。


6.費用:無料。


7.連絡先:展示服務處 曾于珍 内線2777


注意:開演の15分前にはご入場ください。演出時間は90分となります。開演後の出入り、撮影、録音はご遠慮ください。


由来と目標
故宮博物院は収蔵品の豊富さと周りの景色の美しさで有名で、海外からの観光客が必ず訪れる観光地です。院内の建築物には、文物展示室、行政ビル、図書館のほか、文物研修の場である文会堂もあります。当院は既存の設備資源を活用し、政府が提唱する「現地・伝承・多元」という文化政策を受けて、文会堂に音響・照明設備を設置し、「故宮新韻」という伝統戯曲の演出活動を企画いたします。国内外の方に良好な参観環境を提供するだけでなく、わが国の多元的な固有の文化伝統を効果的に多くの方に知っていただきます。


「故宮新韻」は本院の所蔵品を中心とし、文物を取り入れた伝統戯曲です。観光客の方は、生き生きとした戯曲の演出を通じて視覚・聴覚など五感による体験をし、当院の収蔵品をより身近に感じることでしょう。この戯曲にあわせて、講演や親子触れ合い活動などの教育イベントを行い、観光客の方に多元的な伝統的中華文化をあますところなく味わっていただきます。来院のお客様に、静態的な展示のほか、素晴らしい伝統戯曲の演出を提供し、「生活美学・文化台湾(生活の美、文化的な台湾)」の豊かさや深みを感じ取っていただきます。


《長生殿》について
《長生殿》の原著は洪昇によって清代中期に完成されたもので、崑劇芸術の頂点に立つ代表作です。唐代の玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスを描いたストーリーで、台詞が優美なだけでなく、音律も見事に調和しています。一幕ごとの盛り上がり、曲牌(曲の素材)の聯套(套数或いは散套ともいう。同一宮調の支曲で、一定の規則で構成されるシリーズ作品。散曲中の套数は一韵、つまり押韵にはこだわるが平仄には、余りこだわらない定形である)と押韻を重んじると同時に、中国戯曲史上における文学、曲学、劇学の三者の理論を重視し、古典文学、崑曲音楽、戯曲の幕の順序においても最高の芸術融合の様相を呈しています。


今回蘭庭崑劇団による公演は、「故宮 文物と音の饗宴」企画展に合わせて、《長生殿》特別企画篇を演出するために、国内戯曲文学研究でも権威ある台湾大学中国文学科の李惠綿教授に、50曲目の中から6曲目を選び出して、今回の台本を編集していただきました。今回の特別企画は、各幕ごとに曲目、服装デザイン及び舞台装置など、書道作品メディアなど、視覚に訴える工夫が施されています。劇団長の王志萍女史は芸術史が専攻です。現代人の観点とテクニックを駆使して、伝統芸術に新たな息吹を吹き込みました。これにより、芸術を楽しみ、芸術の中に潜む歴史的意義や奥深さを享受できる人がさらに増えてゆくことを願っています。


ストーリーは、唐代の玄宗皇帝と楊貴妃の恋愛悲劇を主軸に展開していきます。玄宗皇帝は楊貴妃に永遠の愛を誓い、2人の愛を記念する贈り物をします。2人は仲睦まじく暮らしますが、それも長くは続かず、やがて安史の乱が起きると、兵士から楊貴妃殺害を要求され、楊貴妃は縊死を命じられました。1人残された失意の玄宗皇帝、この唐朝衰亡と一大恋愛を描いた崑劇《長生殿》は、故宮の名画《明皇幸蜀図》と正に趣を同じくしています。「故宮 文物と音の饗宴」企画展を通じて、崑劇と絵画の未曾有の対話をぜひお楽しみください。


製作メンバー紹介
蘭庭崑劇団は2005年に朱恵良女史、蕭本耀氏と王志萍女史によって創立され、「蘭庭」と名づけられました。それに引き続き高蕙蘭女史が「蘭庭藝苑」を設立し、国内外の優れた人材を集め、台湾の「文化創意產業」の優勢を示すと同時に、多様化した発展をリードする団体となりました。


蘭庭崑劇団は、国內外の崑劇の精英たちと協力して演出を行う唯一のプロフェッショナルグループとして、モダンで詩情味あふれる美学を目標としています。小規模でありながらも、「ボーダーレスのニュー古典崑劇」を目指しており、演出製作以外にも台湾各地の大学専門学校をはじめ、コミュニティカレッジや各種学校に赴いて崑曲講座を開き、崑劇の理解促進にも努めています。


蘭庭の代表作には、2006年の《獅吼記》、2007年のニュー古典崑劇《尋找遊園驚夢》、2008年の《蘭庭六記》などがあります。これらは台湾の他にも蘇州やニューヨーク、香港などでも公演を行いました。崑劇講座と関連出版物には、伝統戯曲悠遊カードをはじめ、世界初の崑曲児童書《画說崑曲》、崑劇解説書の「蘭庭六記」などがあります。また、《尋找遊園驚夢》DVD版、《蘭庭六記》 DVDでは、それぞれ第19、20回ゴールデンメロディアワードにおいて最優秀賞を獲得しました。