國立故宮博物院 National Palace Museum
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意 陳其寬90記念展 New Window  
意 陳其寬90記念展
時間:2009/06/02 ~ 2009/08/31
会場:105
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陳其寬、1921年北京生まれ。幼少期にその父親が家庭教師を招き、その姉弟(きょうだい)に四書五経、そして書法を学ばせました。氏は篆隸楷行草のいずれをも学び、これによりその良い基礎が打ち立てられました。氏の青少年期は丁度日中戦争期にあたり、戦乱を経て、陳一家は国民政府と共に重慶へと移り、中央大学の建築学部へ入学しました。


1944年、氏は大学の卒業を待たずして、インド・ビルマ戦区へと召集され、翻訳官となりました。日中戦争の終了後、氏は南京へ戻り、職に就きましたが、1948年8月、留学のため赴美しました。1951年、氏はウォルタークロピウス(1883-1969)に招かれ、その建築事務所に勤め、同時にマサチューセッツ理工学院に推薦され、そこで教えることとなりました。1954年、I・M・ペイ(Ieoh Ming Pei、1917年生まれ。I・M・ペイと表記されることが多いが、漢名は貝聿銘)に誘われ、東海大学のキャンパス共同開発企画に携わることとなりました。そして、ついに1960年9月、台湾に定住するようになり、東海大学で建築学部を開設し、また、独力でリュース記念チャペルの設計、建造と監督をしました。これにより、氏は台湾と切っても切れない関係となりました。氏は建築と絵画の二つの領域において次々と功績をあげ、一世を風靡し、世の脚光を浴びました。


陳其寬は西洋の概念を以て伝統絵画を変革しようとし、「心眼」を以て三千大千世界を見抜くことを試みました。氏の絵は清新脫俗(せいしんだつぞく)であって、独自の風格を有しており、我々の自然に対する視覚的な理解を広げると共に、美に対する認識をも深めるものであって、実に素晴らしいものであります。2004年9月3日、氏は国家文化芸術基金会より第八回美術類《国家文芸奨》を受賞しました。その受賞理由は以下の通りであります。


1.建築家の美的感覚を備えていると同時に、抽象的な表現をも融合し、水墨の素材を用いることによって、新たな絵画芸術を創り出し、幻想的、建築的、超時空的、幽玄的、純粋的な幻想世界を表現しました。その作品には創造力と自由的な特質に満ち溢れています。


2.追憶と虚構を融合し、更に現在という「新」への模索を加えることにより、その作品は放射的、並列的、多次元的な拡張状態を示し、芸術創作において実に独自性に満ち溢れています。


3.氏の絵画には装飾的な色彩、建築的なラインと幻想的な空間という要素を具えており、我々の身近な物事に対して新たな見方を啓発するものであります。その作風は啓発性と相乗効果に満ち溢れています。


上記三点の受賞理由は陳其寬の生涯における絵画領域での功績を如実に物語っていると言えましょう。
 
 
 
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