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展示概要

華夏美術(中華文化圏の美術)には多種多様で豊かな自然観が表現されています。最早期は天地の観察や自然の描写から始まり、認知の過程において絶えず万物との交流や調和が行われ、そこから様々な観点や想像が派生的に生じ、しだいに特色溢れる芸術様式が形成されていき、中華文化の中でもかなり独特な要素の一つとなったのです。2016年9月に第2回唐奨歓迎酒会(Reception)が国立故宮博物院にて開催されます。この世界的な盛事を祝うため、本院では「華夏美術に見られる自然観─唐奨故宮文物精選特別展」を企画いたしました。唐奨は盛唐の精神の発揚を設立の主旨とし、数千年もの歳月により育まれた中華文化による斬新な視野と思惟をもって、永続的な発展をもたらす様々な可能性の探求がなされることを期して設立されました。「永続的な発展賞」、「バイオ医薬賞」、「漢学賞」、「法治賞」─四つの授賞対象分野が定められており、各国の優れた人材による功績を讃えるとともに、この世界に新たな創造と改革を生じさせ、進歩を促す原動力となるよう期待されています。

この度の特別展では、「自然による啓示」、「実景の描写」、「季節をテーマとした作品」、「想像の世界」、「人々と自然」─テーマに合わせて五つのコーナーが設けられています。上古時代の人々が自然から啓発を受け、彼らを取り巻く環境を観察、模倣しながら相互に交流する中で、自分達の芸術表現や創作がしだいに掘り下げられて発展していきました。実景の描写は華夏美術の表現においては大切な題材の一つで、西湖や虎丘などの名所の描写がよく知られています。歴代の芸術家による作品も多数残されており、人々の自然環境に対する理解や感動が表現されています。季節をテーマにした作品からは、古代の人々がどのようにして気候の変化を観察し、四季の移り変わりを捉えたかが見て取れ、そこから独自の観点や描写法が創出されました。古代の人々は豊かな想像力をもって未知の自然界を表現しただけでなく、吉祥の寓意や文学的手法を用いて自然界の題材を扱いました。これらは「想像の世界」でご覧になれます。「人々と自然」では展示作品を通して、古代人がどのようにして自然と共生していたか、どのようにして自然から学び、それを運用して日常の暮らしに融合させたのか、人々の知恵や創造力の偉大さがおわかりいただけるでしょう。

この度の特別展では、質量ともに優れた佳作が多数展示されます。華夏美術に見られる自然観を具体的かつ詳細にご紹介するほか、各時代の人々がどのような態度で大自然に接したのか、どのようにして自然環境と調和し、暮らしの中に自然を取り入れたのかも反映されています。現代を生きる私たちがこれらの貴重な文物を観賞する時、そこに秘められた哲学や知恵から、人類と自然がバランスを保ちつつ永続的に発展するための手がかりが得られるかもしれません。
 

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