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展示概要

鳥類は私たちにとってとても身近な友人です。自然の山林や水辺へ行っても、町中の公園や路上を散策している時でも、家の中ですら鳥たちの姿を見ない場所はないほどです。鳥たちを愛でる行為は、自然に人気の高い趣味や楽しみの一つになっています。

古代の画家たちは鳥類を「翎毛」と呼んでいました。国立故宮博物院は「翎毛」が描かれた古画を2千点以上収蔵しています。その様式は多種多様で、これまでにも、民国73年(1984)の「宋代翎毛冊頁」、民国90年(2001)の「絵の中の野鳥たち─紙絹に描かれた鳥類の世界」、民国99年(2010)の「百鳥のさえずり─個性溢れる野鳥たち」と、鳥類をテーマとした特別展が幾度も開催されています。歴代の著名な画家─黄筌(903-965に活動)、徐崇嗣(10世紀)、恵崇(965頃-1017)、崔白(11世紀)、崔愨(11世紀)、李安忠(1119-1162に活動)、李迪(12-13世紀)、馬麟(1180頃-1256以降)、呉炳(12世紀)などは、いずれも翎毛画に長けていました。姿かたちだけでなく、その精神まで描写された伝世の傑作は、鳥たちのありとあらゆる姿を見事に捉えた、最良の記録となっています。

この度開催される特別展「来禽図」では、精選した31組の作品を202と212陳列室で展示します。制作年代は宋から元、明、清、近代に渡り、作品の様式は「果実に集まる鳥たち」と「花々と鳥たち」の2種に分けられます。各作品に描かれている鳥類の写真も合わせて展示されますので、絵と写真を比べて見れば、歴代画家の鳥類に対する観察力の高さも具体的に理解できるでしょう。また、形にとらわれ創作の限界を突破したいという時、どのように筆墨の助けを借りて万物と対話し、情感豊かな創造力を高めていくべきかもおわかりになるでしょう。生態系保護の重要性が日増しに高まっている今日、早春を迎えた故宮を訪れ、絵画を観賞しつつ鳥たちを愛でながら、この翎毛と花果が奏でるハーモニーの妙なる調べをぜひご体験ください。

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