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国立故宮博物院

土の百変化―院蔵陶磁コレクション

  • 展覧期間:常設展 2010-02-10~
  • 会場:北部院区 第一展覧エリア 201,205

陶磁器は文明の象徴です。石を採掘して泥にし、ろくろでひいて形を作り、釉薬を施して色付けをし、それを窯に入れて焼成すると、柔らかな土は硬い陶磁器へと変わります。それはまるで土の百変化そのものです。すべての陶磁器作品の背後にある文化的な要素が、形や釉色、装飾文様に豊かで多様な姿を出現させたのです。つまり、皇帝、製作監督、職人、そしてそれを使用する人々がともに、その時代のスタイルを築き上げてきたということができます。陶磁器の魅力は、長い歴史の記事の脈絡に呼応してきた点と窯業発展の道筋の中に異なる文化の相互交流を見ることができる点にあります。


国立故宮博物院が所蔵する陶磁器の多くは、清代皇室のコレクションを受け継ぎ、台湾に運ばれてきたものです。北京、熱河、瀋陽の三カ所の宮廷に収蔵されていたこれらの陶磁器には、いずれもはっきりとした収蔵番号があるため、もともと陳列されていた場所を知ることができ、ほかの公私立博物館には見られない顕著な特色であると言えます。当博物院は宋代以前の陶磁器を多く所蔵していないものの、世界に誇る宋代の名窯、成化の豆彩、清代盛世期の磁胎画琺瑯、および明清各朝の官窯磁器を収蔵しています。


本展覧は当博物院が所蔵する陶磁器に基づき、中国陶磁器史の移り変わりの軌跡をたどり、釉彩の変化の角度から、各時代と各産地における異なる釉彩の変化、および官様装飾の異なる段階における発展を観察します。展覧は「新石器時代~五代」、「宋元」、「明代」、「清代」の四つの展覧コーナーに分けられます。「新石器時代~五代」では、陶磁器の原始から成熟段階までをご紹介します。「宋元」のコーナーでは、生活美学の角度から、各産地の磁器の装飾と美感を観賞していただきます。「明代」では景徳鎮に設立された御用窯、国家の大事となった磁器の焼造、地方の民窯の市場への参入などについてご紹介します。「清代」のコーナーでは、康熙・雍正・乾隆の三代の皇帝が、自ら御用窯を指揮し、官様の影響が極致まで発揮されたことや、国勢の衰退に伴い、清代晩期には官様作品が民間の趣を取り入れるようになった現象などをご紹介します。


陶磁器は人類の活動を記してきた「証拠の品」と言っても過言ではありません。今回の展覧では、鑑賞者の皆さまに中国の陶磁器の発展と概要をご紹介するとともに、展覧が交流と反響のきっかけの場となり、歴史のコレクションに、絶えることのない新しい発想が育まれることを期しています。

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