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国立故宮博物院

心に適う—明永楽帝の磁器

  • 展覧期間:2017-05-18~2020-10-25
  • 会場:北部院区 第一展覧エリア 203

 「潔素にして瑩然,甚だ心に適う」これは、永楽帝自らが好む陶磁器(殊に白磁)を賛美した言葉です。永楽帝は明の第三代の皇帝で姓は朱、諱は棣、廟号は成祖で、在世中の年号は永楽(1403-1424)でした。皇帝として22年にわたり権勢を振るった永楽帝は文治、武勇のいずれにも優れていました。例えば紫禁城の建造、南洋への艦隊派遣、『永楽大典』の編纂、宮廷内で使用する大量の器の製造など、その功績は枚挙に暇がないほどです。中でも、永楽帝が心から愛した磁器は、六百年の歳月を経て今日まで保存されてきました。永楽時代における磁器工芸の成就は、数多くの文化との交流を具体的に示しています。

 永楽帝の時代に作られた磁器の中で最も代表的なものが白磁、青花磁、紅釉磁です。「甜白」と呼ばれる白い釉を掛けて焼き上げた白磁は落ち着きと静けさを漂わせ、白磁の新たな一面を創造しました。青花磁は造形が多種多様で、さまざまな異文化との交流によって生み出された新しい様式が特徴です。紅釉磁は艶やかな光沢が特徴で、後世の陶芸職人の間で模倣の対象となりました。当時、宮廷内での要求と監督の下、磁器の製作はまず宮廷内部で器の様式が定められ、その後、決められた通りに製作するよう職人に命じられます。宮廷内で使用される器物はいずれも形状が整い、釉色は純正で、文様などの装飾についても規範に合ったものでしたが、こうした様式はこの時代から始まりました。宮廷からの要求に合わない作品はすべて壊されました。焼き上げられた磁器は国の式典に、あるいは宮廷内での日用品として使用されたり、他国への贈り物にされたりしました。

 国立故宮博物院に収蔵されている永楽磁器は品質が優れ、量も多く、今回の展示会ではその中から精選した約100点を、「内府焼造」「対外交流」「継承と模倣」の三つのジャンルに分類し、展示します。「内府焼造」では永楽年間に作られた磁器の性質、形状、特色を紹介。「対外交流」では器を通して チベットおよび中央アジア、西アジアとの文化交流の軌跡を、また「継承と模倣」では、明の永楽、宣徳磁器の磁器が、清朝の康熙帝、雍正帝、乾隆帝の時代に模倣された様相を呈しています。

 今回の展覧を通して、参観される皆様が永楽年間に宮廷で用いられていた磁器を通じて、当時の様子や文化の意義についてご理解して頂くことを期しております。

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