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国立故宮博物院

鑑古─乾隆朝の宮廷銅器コレクション

  • 展覧期間:2020-12-01~
  • 会場:北部院区 第一展覧エリア 304

乾隆帝(在位期間:1736-1795)は古代の銅器を多数所蔵していました。その他の貴重な所蔵品と同じように、それらの銅器も各宮殿に陳列され、清朝宮廷の日常風景となっていました。特別なのは、群臣を召集して銅器の大きさを測らせ、絵図や解説文も書かせたことです。乾隆帝は在位期間の60年を通して、それらの整理や編集作業を継続して行い、宮廷が所蔵する銅器の図録3部を完成させました。写真技術もデジタルデータベースもなかった時代に、多くの人力を費やした編纂作業により、清朝宮廷にあった大量の銅器の形状や外観の記録が残され、朝廷が制作した最大規模の図鑑が誕生したのです。

今の時代に乾隆朝の銅器図録を開いて見ると、当時は古代史を知るための方法の一つだったことがわかります。夏・殷・周─この三つの時代に対する未知と想像から、神秘的な紋飾と古代の文字が刻された銅器は、古人らが古代史を理解しようと努めつつ、美術品として鑑賞する対象となったのです。乾隆朝で精選された銅器と、分類してから絵図が制作された図録は、歴史的文物に対する考え方だけでなく、鑑賞の過程における知識の変遷も反映されています。今日、考古資料が次々と出土する中で、科学技術を用いた調査も加わり、銅器の名称や年代、地域的な風格にも新たな知見が得られています。古代の銅器を通して古代文明に入り込むにも、以前より多くのルートがあります。

この度の特別展は三章に分けてご覧いただきます。第一章「鑑古遠思─乾隆帝と古銅器」では、銅器のために詩を書き、図録を編纂した乾隆帝によるコレクションの面白味や鑑別の知識についてご紹介します。第二章「精絵形模─銅器の分類と記録」では、器形ごとに多数の銅器を展示し、図録の編纂が器物の名称と様式に定義を与えた点について解説します。また、それらの銅器はその他の材質で模倣した古代器の様式にもなりました。第三章「学古有獲─銅器の組み合わせへの理解と再現」では、礼儀用器への理解を基礎として、異なる器類からなる組み合わせを改めて再現し、銅器に対する認知史の変遷を表します。最後に、本院の科学技術による調査と結び付け、清朝宮廷旧蔵銅器の謎を解くプロセスを映像でご覧いただきます。

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